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社員を知る

女性人財座談会

理系・文系、
女性・男性。
誰もが自分らしく輝ける
フィールドが
ここにある。

ものづくりの会社であるETRIAは、
女性や文系出身者にとってどのような環境なのか。
エンジニアとして活躍する2名の社員と2024年入社の管理スタッフが集い、
自身の仕事や職場について語り合いました。

開発(化学系)
T.T
  • GPT本部 第二トナー事業センター
  • 第三TP開発室 TP開発五グループ
  • 2017年入社/理工学部

開発(機械系)
R.Y
  • BSP本部 周辺機事業センター
  • 技術開発室 NAメカ開発グループ
  • 2021年入社/理工学研究科物質生命コース

人事・総務
C.T
  • コーポレート統括センター
  • 人事総務室 人事サポートグループ
  • 2024年入社/法学部

入社のきっかけと日々の業務について

携わった製品の発売や、
周囲を支え喜ばれる経験。
それぞれの
やりがいに満ちた日々。

C.T

リコーテクノロジーズ入社後、会社全体の人事や総務に関わる部署に配属されましたが、ETRIA発足後は経営戦略本部について、人事や会議の運営といった業務を担当しています。ETRIA全社員のリスト管理も行い、情報を更新して各部署の人事担当に展開するなどの仕事も。今日は、ものづくりの最前線で活躍される先輩方のお話を伺えることが楽しみです。お二人は現在、どのような業務に携わっていらっしゃるのですか?

T.T

MFP(デジタル複合機)の中にセットされるトナー(粉状のインク)を扱う部署に所属し、ケミカルトナー(重合法などの化学的手法で製造するトナー)の設計・開発を担当しています。ケミカルトナーは一粒子の中にさまざまな機能材料が配置されているのですが、どういった材料をどれくらい使用するかといった設計や、品質やコスト、安定性を考慮した製造法の考案などを行っています。

R.Y

新規機器開発を中心に行う部署で、医療や介護分野での活用を想定した機器の企画・開発を手掛けています。リコーや東芝テックが培ってきた複合機や周辺機の強みを活かした機器を開発することが私の部署の使命。現在は、圧着技術を活用した薬包綴じ機の開発に携わり、部品の設計や評価などを担当しています。薬局など活用される現場に足を運んで、どのような製品が望まれているかなどをリサーチすることもあるんですよ。

C.T

入社後の研修で、さまざまな部門を訪問してものづくりの現場を見学したのですが、仕事に全力投球する技術者の方々の様子やお話にとても感銘を受け、そうした方々が力を発揮できる環境づくりに携われることに意欲を抱きました。お二人が仕事のやりがいを感じられるのはどのようなときでしょうか。

T.T

自分が設計から量産まで携わった新規材料が使用されたトナーが、去年発売された複合機の新製品に搭載されたのですが、これが市場に出たときに達成感を覚えました。開発に数年かかり、技術的な設計の構想から製品の量産立ち上げといった一連の工程においてこの材料の設計責任者を務めたため、大変でしたがやりがいは大きかったです。その材料については社内で呼ばれる際の名づけもさせていただいたので、なんだか「自分の子ども」のように感じています(笑)。

R.Y

私は所属部署では若手で上司や先輩のサポートに回ることも多いのですが、その際に「ありがとう」と声をかけてもらえたり仕事を評価してもらうと、すごくうれしいですね。先日は一緒に開発に取り組んでいる先輩が実験で取得したデータを整理して、会議ですぐ活用できるようにしておいたのですが、「すごく助かる」と言ってもらって。私の部署は、ささやかなことでも皆さん感謝の気持ちを積極的に言葉にしてくれるので、自分が役立っていることを日々実感できるんです。

「理系思考」が活きる場面や活躍できる理系人材について

理系でも、文系でも。
自分が培ってきた
持ち味を活かせる環境。

C.T

当社はものづくりの会社ですが、私自身は文系出身。けれど、学生時代に所属したゼミで労働政策を専攻し、働きやすい環境づくりや女性活躍を推進する取り組みを展開している企業についても調べました。こうした知識が今後の仕事の中で活かせるのではないかと考えています。皆さんは、学生時代の学びを現在の仕事の中でどのように活かしていらっしゃいますか?

T.T

私は大学院で電気化学や無機化学を扱う研究室に所属していました。けれど、そこで得た知識自体よりも、あるテーマについて実験計画を立てて試作し、評価や解析をしてその結果を次の取り組みに活かすというサイクルや考え方を習得したことが今の仕事に活きていると感じますね。

R.Y

私は飛行機の窓に活用されている調光ガラスについて研究していました。私も院生時代の専攻そのものを今の仕事に活かしているわけではありませんが、研究室に所属している学生・院生同士協力しながら一つのテーマに取り組むというチームワークの姿勢を身につけたことが現在の仕事に活きています。また、院生時代に発表したり報告したりという中で磨かれた、目上の方や周囲に臆せず意見を言い情報共有する姿勢もとても役立っています。データの整理も欠かせないスキルですね。

C.T

文系出身者として、お二人のようなエンジニアの方の仕事内容を正確に理解することは難しいのですが、寄り添って知識を深めよう、また皆さんが働きやすいよう環境を整えよう、という意識が大切だと感じています。これからのETRIAで活躍できるのはどのような人財だとお二人はお考えになりますか?

T.T

私の所属する部署では、要素技術や商品の開発、生産技術、設備やシステムの設計と、とても幅広い分野で人財を求めています。ですから、意欲のある方にはたくさんの扉が用意されていると感じますね。個人的には、自分の担当領域だけでなくその前後まで目配りできる、それぞれどのような意図があって自分の領域でどのようにアプローチすれば喜ばれるかを考えられる、協働意識のある方がどんどん力を発揮できるのではないかと思います。

R.Y

当社はとても器の大きい会社で多彩な個性が集まっているので、どんな方でも活躍できるのでは、と思っています(笑)。「自分は機械系を極めたい」という方がいたとして、それ以外の領域に挑戦したい人も必ずいるから補え合えばチームとしてはうまくいく。チーム内、また担当機器の開発で関わる他部署の人とのディスカッションを必ず行うので自然に人と交流することになるし、意見がぶつかったとしてもそれぞれ自分の担当機器をこうしたいという熱意がベースにあるから、技術者として得られるものも多いし楽しい。エンジニアとして刺激的な環境に身を置きたい、そして成長したい、という方におすすめしたいですね。

働き方や子育てや育児をしながら活躍できる制度について

充実した制度が
女性の活躍を後押し。
属性ではなくその人の
「がんばり」が評価される
風土。

C.T

学生時代にいろいろな会社の環境を調べましたが、フレックスタイム制度やリモートワークのシステムが充実し有給休暇の取得もしやすいなど、働きやすさにおいて当社は突出していると感じています。こうした環境を、お二人や周囲の皆さんはどのように活用されていますか?

T.T

エフェクティブ・ワーキング・タイム制で、勤務時間をフレキシブルに調整できることがとても良いです。職場でも、朝夕お子さんのお迎えのために出退勤の時間を調整するなど、ライフスタイルとのバランスを図りながら働いている方がたくさんいます。私もプライベートの用事などでこの制度をよく活用しています。申請などの必要が特にないことも当社ならではですよね。子育て中の方でショートワーク制度を活用される方も多いですよ。

R.Y

私の職場も同じです。完全フレックス制なので、お子さんやご家族が急に病気になったときなどにも周囲に気兼ねせずに対応できます。そのほか、特徴的だと感じているのが男性の育児休暇をみんな取得していること。近年、男性が育児休業を取りやすい環境を整備することが企業に求められるようになりましたが、当社はずっと以前から力を入れているので、男の方も気後れせずに育休を取っています。

C.T

男女関係なく、誰にとっても働きやすい環境が整っているということですよね。多種多様なライフスタイルやライフプランに合わせられるから、今後、もし通院する必要が生じたり家族を介護することがあったとしても、自分らしく長く働き続けることができますね。

T.T

女性はライフステージが大きく変動することもあるけれど、こうした制度のおかげでその時々の状況に合わせて仕事に向き合える。そして、みんなそれを当たり前のことと受け止めていることが当社の魅力だと思います。職場でも、男性だから女性だからという差はなく、平等にチャンスが与えられます。忙しいときもあるけれど、社員の個性や持ち味を大切にしてくれる環境だから自分らしく働ける。一つの会社で着実にキャリアを積み重ねたい方に、ぜひ入社していただきたいですね。

R.Y

本当に、男性や女性、理系や文系ではなく、その人自身の努力や成果を見てくれる会社だと思います。だからこそ、社員一人ひとりにたくさんのチャンスがある。自分のがんばりそのものを評価してほしい、そんな思いのある方を歓迎したいです。

C.T

比較すると女性の比率が低い状況ではあるのですが、実際は良い意味で男女の差が設けられておらず、幅広い選択肢を持てる会社だということが、お二人のお話から伝わってきます。これから入社される方にも、のびのびと仕事ができる環境で自身の可能性を存分に広げていただきたいですね。